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Doug Sahm tribute [テックスメックス]

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ご無沙汰しております。
今回取り上げるのは、コンフントでもなく、テハーナでもありません。今年で没後10年のDoug Sahm。彼へのトリビュートアルバムです。

http://www.amazon.co.jp/Keep-Your-Soul-Tribute-Doug/dp/B001QEIHVS/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=music&qid=1238631437&sr=8-2



今年はDoug Sahmをめぐる動きが活発で、Texsa Tornadosも再編されたようです。

http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewProfile&friendID=210215676

メンバーは、Flaco Jimenez- Accordian, Augie Meyers- Accordian, Keyboard, Vocals Shawn Sahm- Guitar, Vocals, Background Vocals Louie Ortega- Guitar, Vocals, Background Vocals Speedy Sparks- Bass Ernie Durawa- Drums Michael Guerra- Bajo.

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このメンバーは、トリビュート・アルバムのJoe King Carrasco(懐かしい!!)のセッションでバックを務めていますね。ワールドツアーも視野に入れているようなので、運が良ければ、日本に来るかも。
さて、本題。
このトリビュート・アルバム。レーベルは、なんとバンガード。1960年代、フォーク・ソングやジャズのアルバムを配給していた、あのレコード会社ですね。

さてその内容について興味深いところをピックアップしてみると。
1曲目、Doug の代表曲、"She's About a Mover"。
Little Willie G.はもちろんイーストLAの伝説的なバンド、Los Lobosにも多大な影響を与えたThee Midnightersのリードボーカル。おそらく60年代、彼らはSDQ といっしょにツアーとかしてたんじゃないかな。プロデュースはRy Cooder。エッジが効いいて、フォークソングっぽいフィンガーピッキングスタイルのギターが面白い。
2曲目はそのLos Lobos。"And It Didn't Even Bring Me Down"。
1960年代ロスアンジェルスのロマンチックなバラードを、LAスタイルで。この曲では、Doug のソングライターとしての才能が再認識できます。蛇足ですが、Cesar Rosasが、バホ・セストで"She's about a Mover"を演奏してたのを覚えています。
6曲目は、Flaco Jimenez with the West Side Horns, "Ta Bueno Compadre (It's OK Friend)",プロデュースはDoug の息子、Shawn。
Westside Hornsといえば、Rocky Morales, Charlie Mcburneyの名前が思い出されますが、ここでは、Al Gomez、Louie Bustosの二人のみ。演奏は、Flaco, Augieらゆかりのアーティストたちで、リードボーカルはFlaco Band,Texmex ExperienceのNuie Rubio、ドラムはもう一人のDougの息子、Shandon。アレンジは少しマリアッチ風。
9曲目、Jimmie Vaughan, "Why, Why, Why"。元Fabulous ThanderbirdsのJimmie Baughanは60年代初期、Dougのデヴュー当時の雰囲気を再現した、West Side Ballad。ギター、ボーカル、ともにかっこいい。
13曲目、軽快な演奏のJoe "King" Carrasco & Texas Tornados, "Adios Mexico".最初にもちょっと触れたTexas Tornedosがバックで、Shawnのプロデュースです。アコーディオンの音が聞こえてくるけどクレジットなし。たぶん、Michael Guerraでしょう。Joe "King" Carrascoは、公への登場はほんとに久しぶり、という感じ。
以上、この『テックスメックスのご案内』に関連した曲を選んでレビューしてみましたが、全14曲、Doug Sahmの音楽を形成しているさまざまな側面と、彼の作曲家としての優れた資質が浮かび上がってくる、興味深いコンピュレーションとなっています。















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ベアトラック

ご無沙汰しておりました。

先月のニューメキシコ州出張中に、とても幸運なことに、LOS LOBOSのコンサートを見る機会に恵まれました。素晴らしい夜でした!

冒頭のリンクから、CDを注文させていただきました。
いつも良い情報をありがとうございます。CDの到着が楽しみです。
by ベアトラック (2009-04-02 21:43) 

吾妻虎太郎

最近のLos Lobosはいかがですか?
たぶん貴ブログでその様子が分かることでしょう。

思い起せば、1986年、サンアントニオのあるフェスティバルにて深夜、Doug Sahm, Los Lobos , Steve Jordanのスーパーセッションがありました。
このとき、サンアントニオにいたのですが、見れなくてくやしい思いをしました。

by 吾妻虎太郎 (2009-04-03 00:19) 

吾妻虎太郎

deacon_blueさん
ご無沙汰して申し訳ございません。
nice ありがとうございます。感謝!

by 吾妻虎太郎 (2009-04-06 20:39) 

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